2016年7月18日
皆さまこんにちは!
先日実家に帰ったら
祖父が収穫したししとうをくれました
緑が鮮やか!
私たちのためにすいかも大きく育てて待っていてくれました
甘くて美味しかったです
夏ですねー
子どもの頃、ししとうは辛くて苦手でしたが
大人になったら食べられるようになりました
皆さまはいかがですか?
今日はししとうについて書いてみます!
ししとうは、ピーマンの仲間だそうです。
漢字で書くと「獅子唐辛子」。
ししとうの先端が獅子の口に似ていることから名付けられたと言われています
ししとうは一年中買うことができますが、
旬は7月~9月で、この時期が最もおいしく、栄養価も高いのだそう
どんな栄養素が含まれているかというと...
ビタミンC、β-カロテン、ビタミンP、カリウム、クロロフィルなど盛りだくさんです
また、種には亜鉛が含まれています
まるごと食べられるので、種の栄養まで摂れますね
まず、あまり聞き慣れないクロロフィルからご紹介します!
クロロフィルとは、植物の葉の成分を合成する葉緑素のことで、
食物繊維の1/5000しかない極小の微粒子です
とても小さいため、小腸にある繊毛の間にまで入り込むことができます
そして、繊毛や腸壁に付いている食べかすや余分な脂肪を吸着させ、外に排出させてくれるのです!
小腸は、栄養を吸収し免疫力を高める機能を持っていますが、
汚れが溜まりやすい器官でもあり、しっかりデトックスしないと機能が低下してしまいます
腸は美の要とも言われますよね。
腸内環境が悪化すると、悪玉菌が有害物質を生み出し、
便秘になったり、肌が荒れたりするため、
美容のためには腸内環境を整えることが大切です
それだけでなく、クロロフィルは殺菌作用に優れていることから、
にきびの原因となるアクネ菌の働きを阻害してくれます
さらに、クロロフィルはビタミンCと結合すると、
相乗効果で美白にも効果的なのだそう
では、他の栄養素も見てみましょう!
βカロテン
βカロテンは、緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化作用を持っています。
体内でビタミンAに変換され、髪や皮膚、粘膜の健康維持や、
視力維持、喉や肺などの呼吸器系統を守ってくれます
ビタミンC
ビタミンCは、骨や血管組織などをつくるコラーゲンの合成に必要な栄養素です。鉄の吸収を促進するはたらきもあります。
さらに、侵入してきたウイルスなどを攻撃する白血球の働きを強めてくれます
人間は、ストレスを受けたときに抗ストレスホルモンを分泌しますが、これをつくり出すときにも、ビタミンCが必要なのだそうです
これからの時期は、肌が紫外線によるダメージを受けやすくなります
そして、メラニンを生み出すメラノサイトが増えて、ほくろやそばかす、しわやシミなどのトラブルにつながります
ビタミンCは、メラニン色素を分解するはたらきがあるので夏には必須ですね!
ビタミンE
若返りのビタミンとして有名です。
強い抗酸化作用を持っているので、血管や細胞の老化を防いでくれます。また、皮膚の代謝を高めます
ビタミンB2
脂質をエネルギーに変えるビタミンです。
また、粘膜を正常に働かせる力があると言われています。
粘膜が正常に働くことで、ウイルスや菌などの侵入を防げます
ナイアシン
皮膚や粘膜、神経を正常に働かせ、血行を促進するはたらきがあります
ビタミンB6
神経伝達物質の生成などに関わるビタミンで、
精神の安定をもたらすセロトニンという脳内物質をつくるために必要です
なので、ビタミンB6不足すると、うつ病や不安障害になる可能性があるといわれているそうです。
ビタミンP
ポリフェノールの一種です。
ビタミンCの吸収を助けるはたらきを持っています。
ビタミンCは熱や空気に弱く、壊れやすいビタミンなので、ビタミンCをサポートして、体内での働きを高め、効果が持続するよう手助けしてくれるビタミンPが大切です
また、コレステロール値を下げる効果があると言われています。
ビタミンK
骨の形成に必要です。
ビタミンKが不足すると、カルシウムをうまく取り込めず、
骨がもろくなってしまいます
ししとうには、ビタミンKもカルシウムも含まれているそうですよ!
また、ビタミンKには血液凝固作用があり、毛細血管のダメージを和らげてくれるので、あざを薄くする効果があるとか
あざができやすい人は、ビタミンKが不足している可能性も...
マグネシウム
筋肉の働きを調整したり、筋肉痛を緩和してくれます。
鉄
貧血の予防と改善に必要です。
貧血は、冷え性の原因のひとつともいわれているので、積極的に鉄をとりたいですね
マンガン、カルシウム、リン
骨の健康を保ちます。
丈夫な骨や歯をつくるために必要な栄養素です。
セレン
老化や動脈硬化を予防する効果があります。
モリブデン
代謝を助ける効果があります。
カリウム
体内の余分な塩分や水分を排出して、血圧の上昇を抑える働きを持っています。むくみの改善にも必要です
ししとうに こんなにたくさんの栄養素が含まれているとは知りませんでした...!すごい、ししとう!
ところで、辛いししとうに当たること、ありますよね!
ししとうは唐辛子の仲間でもあるので、辛み成分であるカプサイシンが含まれています
カプサイシンは、気温25度以上になると辛みを増すという性質があるそうです
なので、日光をたくさん浴びたししとうが辛いということになります!
ちなみに、辛いししとうに当たらないためには、
先が尖っていないものを選ぶと良いそうですよ
皆さまも今夜の食卓に栄養満点のししとうを登場させてみてください
それでは、今日も1日頑張りましょう!